血糖値を下げるインスリンとは
血糖値を下げる薬として知られているインスリン。
ここでは血糖値と密接な関係にあるインスリンについて解説してみます。
インスリンは脾臓のランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモン(ペプチドホルモン・血液に放出されて内分泌機能をもっています)です。
炭水化物の代謝やブドウ糖、アミノ酸などの取り込みに、グリコーゲンや脂肪の合成・分解促進など、体にはとても重要な作用をたくさん持っているのです。
1867年のパウル・ランゲルハンスの脾臓の研究が元になり、1921年に初めてインスリンの分離に成功し、翌年の1922年には初めて糖尿病患者にインスリンの投与が行われました。
血糖値を下げる効果により、糖尿病の治療には不可欠なものとされて様々なタイプが登場しています。
種類には大きく超即効性・即効性・中間性の3つに分けられ、患者の症状に合わせて使い分けられます。
この中でも使いやすいとして注目されているのが超即効性インスリンで、食事を摂る直前から食事中(食後からで間に合うこともあります)でも使用でき、持続時間は3〜5時間、低血糖にも陥り難いのが長所です。
血糖値が高いことから夜中にトイレに起きてしまい睡眠不足に悩まされている場合には、中間型インスリンが向いているでしょう。
持続時間が20時間と長いのが特徴であり、就寝前に使えばそのまま朝までぐっすり眠れます。
血糖値をコントロールするには重要な薬ですから、使う際には自分に合ったタイプを医師との相談の上で選ばなければなりません。